診療を知識として理解する

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美容外科診療を知識として理解することは、一般歯科診療の際に全身疾患を知識として理解することと同じです。

エビデンスに基づいた美容医療が提供されている今、美容学的、整容学的に何が問題点となり、どのような改善策があり、どこの診療科で受ける処置が適切なのかを把握することは、医師、歯科医師共通の課題といえます。

たとえば、高血圧症や糖尿病はどのような疾患なのか。どのような病態で、どのような治療が試みられており、われわれ歯科医師が診療を行う際に注意をしなければならないことはどのようなことなのか。

診療中、診療後に起こりうる併発症への備えと、診療前に対応する予防策はないのかを考えることと同じです。

美容医療だからといって恐れることはありませんが、ないがしろにすることも許されません。なぜなら患者が「治したい」と思う気持ちは、がんや糖尿病、心臓疾患と同じだからです。

美容医療の特徴的なことは、各診療科の知識やアプローチ方法を横断的に体得しなければならないことでしょう。

そして自費治療であることから、保険医療制度が中心の日本では大学病院や一般病院には患者は集まりにくく、医師、歯科医師ともに大学教育を受けにくい診療領域であり、術者には各科の診療特性を体得したうえで、応用する力が必要な診療といえます。