ヒアルロン酸充填剤の変遷

hiaruron2

現在使用されているヒアルロン酸充填剤は、第2世代にあたります。

第1世代のヒアルロン酸充填剤は、1990年頃に開発され臨床応用されてきました。

第1世代ヒアルロン酸充填剤の特徴は、ヒアルロン酸の線維原料が動物由来であること、濃度が第2世代ヒアルロン酸に比べると低濃度であることです。

動物由来のヒアルロン酸充填剤はタンパク含有量が多くなり、稀ではありましたが、生体内に充填した場合、アレルギー反応の報告がなされました。

このようなことから、シリンジあたりのヒアルロン酸濃度が5.5mg/g程度に抑えられていました。

第2世代のヒアルロン酸充填剤の特徴は、ストレプトコッカスから人工培養によって作られたヒアルロン酸線維原料を使用するようになったこと。

ヒアルロン酸濃度が20~25mg/g程度の濃度になったことです。人工培養のヒアルロン酸線維原料のおかげで、タンパク含有量は5μg/gになり、アレルギー反応はほとんどないといわれています。

アレルギー反応がなく、生体内で安定しながらも適度に吸収されるおかけで、生体内での持続時間は1年程度まで伸びるようになりました。

現在ではヒアルロン酸製剤の注入前後の痛みの抑制のためにリドカイン含有の製剤や、ビタミン、ミネラル、抗酸化剤等を混和したアンチエイジング治療に有効な製剤が発売されています。