ヒアルロン酸の最大のメリット

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筆者は、「美容医療は贅沢医療ではない」と、日々考えて診療しています。

また、紹介するヒアルロン酸の注入は、単なるプチ整形ではありません。

若々しくなった見栄えは患者白身の精神を高揚させ、免疫力の向上に繋がる医療であると思います。

ヒアルロン酸治療の術式は特別難しいものではありません。

しかし、生体用軟組織フィラー充填剤としてのヒアルロン酸についてよく理解したうえで行うことが大切です。

また、歯科医師によるヒアルロン酸治療は、そのコンセプトが美容外科医や美容皮膚科医、形成外科医とは異なります。

診療科が異なれば、同じ製剤を使用しても診察手段、治療方法、患者アプローチが異なることは当然です。

歯科医師が歯科医師としての立場で歯科医療の一環のなかで行っていくことが重要です。

美容医療がヒアルロン酸治療だけではないことも明らかで、当サイトでは歯科医師による美容医療の1つのきっかけを提示しているだけです。

歯科医師なりの診断眼、診断力は美容医療の枠組みのなかでも非常に重要な役割を果たし、他科との差別化が図られる点です。

美容医療において使用される生体材料のキーワードは「生体親和性」と「組織再生」です。

生体用軟組織フィラー充填剤で大切なことは、生体親和性と組織再生力ですので、まさにヒアルロン酸はこの条件を満たしており、安心して使える製剤です。

生体内での持続期間と異物反応としての炎症反応は表裏一体です。

つまり生体親和性があれば、生体内で異物と認識されることなくすみやかに吸収され、代謝されます。

一方、生体親和性がなければ異物と認識され、長期間生体内でとどまります。

この点でヒアルロン酸製剤は、ヒアルロン酸というもともと生体内に存在している物質を人工培養により製剤化しているため生体親和性が高く、その製剤を架橋することで生体内での酵素分解に抵抗しながら代謝するという点が最大のメリットです。

また、ヒアルロン酸自体には血管の新生や線維芽細胞の増殖能、骨芽細胞の増殖能、コラーゲンの再合成能が多くの基礎的研究で認められており、架橋されたヒアルロン酸製剤はこれらの薬効が酵素分解に抵抗しながら徐放されることで、組織再生を促しながらDDSシステム様の働きをしているといえます。