ゲル/液体比率

hiaruron2

架橋型ヒアルロン酸充填剤といっても、非架橋型のヒアルロン酸、つまりゲルになっていない水溶液も添加されています。

これが[ゲル/液体比率]です。なぜ非架橋型ヒアルロン酸が混ぜられているのでしょうか。

ゲルが多ければ生体内で酵素分解に抵抗し長期の持続性と安定性を確保しますが、注入時の操作性が劣ります。

逆に液体であるヒアルロン酸水溶液(非架橋型ヒアルロン酸)が多ければ注入は容易となりますが、生体内で酵素分解されて早期に吸収を起こします。

つまり、製剤に求められる大切なことは操作性の向上と持続性、安定性のバランスです。

操作性の向上のために添加されている非架橋型ヒアルロン酸は、生体内に注入後2日から4日程で吸収代謝されます。

また、操作性の良し悪しは術者の感覚に頼るところが大きいと思います。術者自身が使いやすいと思う製剤を探してみてください。

初心者の頃は、テオシアル TEOXANE社 のファーストラインとグローバルアクション、ティーブラインの3種類を部位に応じて使い分けて、製剤の特性に慣れていきました。

[ゲル/液体比率]

・液体ヒアルロン酸は溶解性である
 >無調整ヒアルロン酸
 >調整だが架橋型ヒアルロン酸ではない

・注入(針からの押し出し)を容易化するために液体ヒアルロン酸、とくに無調整ヒアルロン酸を添加することが多い

・液体ヒアルロン酸は注入後2、3日で吸収される